こんにちは、駅メモ!開発チームエンジニアの id:maeken2010 です 🙌
今回は ChatGPT と Raspberry Pi 5 を活用して自宅に NAS を構築した経験を共有します。ホームサーバー・NAS も初めてでしたが ChatGPT と一緒に構築ができました。
Raspberry Pi 5
先日、Raspberry Pi 5(以下、ラズパイ)を購入しました。ラズパイは言わずと知れたミニ PC です。YouTube でラズパイと電子ペーパーを組み合わせて天気ステーションを作成する動画を偶然視聴し、自分も挑戦したいと考えてラズパイと電子ペーパーを購入しました。
しかし、予定していた電子ペーパーの到着が遅れ、しばらくラズパイが手持ち無沙汰な状態に。このままラズパイがインテリアになるのは勿体なく、活用する方法を模索した結果ホームサーバーとしての利用を思いつきました。そこで目指したのが NAS の構築です。丁度家に余っていた HDD もインテリアになっていたので、再利用することにしました。
NAS とは?
NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワーク接続型ストレージのことを指します。PC やスマートフォンから、ファイルブラウザを通じてアクセスできるようにするためのものです。手元に余っていた HDD をラズパイに接続し、試行することにしました。
NAS 構築の試行錯誤
ネットでググれば、ラズパイで NAS を構築するための情報は数多く見つかります。しかし、その過程で微妙な問題に直面しました。HDD は2台ありそれぞれ容量も違うので構成はどうするべきか、フォーマット形式はどれを選ぶべきか、バックアップの必要性、Mac の TimeMachine として使う方法など、自分のユースケースに最適な解決策が必要でした。
ChatGPT の活用
そこで、ChatGPT を使うことにしました。ChatGPT も言わずと知れた AI ツールです。ChatGPT を使うことで、上で挙げたユースケースに合う提案をしてくれることを期待しました。結果は予想以上に便利でした。
プロンプトについては特別なことはぜず、作業しながら疑問に思った事や躓いた事が出てきたら随時 ChatGPT へ質問しました。
カスタマイズされた提案
ChatGPT は、私のユースケースに合わせたカスタマイズした提案を行ってくれました。一度選択した情報を覚え、そのコンテキストに基づいて最適なアドバイスを提供します。
柔軟な対応力
設定作業を進める中で、同じ質問を何度も行うことがありましたが、その都度必ず回答してくれます。曖昧な聞き方をしても、コンテキストを踏まえた上で私が求める回答をしてくれるのは非常に助かりました。
信頼性の確認
ただ、ChatGPT が誤った情報を提示することも時折あるため、提案を受け入れる際には自身でもしっかりと確認を行う必要がありました。
例えば、CUI 上でのパーティション作成の操作手順ですが、この手順ではうまくいきませんでした。おそらくfdisk
の仕様が OS によって異なるのかもしれません。今回は私物の Mac のディスクユーティリティでパーティション作成をしました。
プロジェクト機能
プロジェクト機能を活用することで、チャットログを体系的に管理できます。これにより、複数のチャットを 1 箇所にまとめることができます。
さらに、プロジェクトに対して ChatGPT の振る舞いを指示することができます。「ラズパイを使ってホームサーバーを構築しようとしている」ということを指示することで、プロジェクト上で新しくチャットを開始するとその指示を踏まえて回答してくれるようになります。
ちなみに、何も指示していない場合、なぜかテキストエディタは nano を使おうしてくるので、個人的に好きな vim を指定しました。
まとめ
今回初めて NAS を構築しましたが、ChatGPT のおかげで意外と簡単に進めることができました。 Mac からの接続も問題なく、TimeMachine でのバックアップも可能になりました。 新しいことに挑戦するときって、ちょっとした不安や疑問がつきものですが、信頼できるツールがあると気持ちが楽になりますね。
ChatGPT は技術的なサポートをしてくれるだけでなく、まるで相棒のように一緒にプロジェクトを進めてくれました。特に、カスタマイズされた提案があるおかげで、自分のペースで安心して作業を進められました。
「ChatGPT と一緒なら、新しいことに挑戦しやすい」と思いました。これからも ChatGPT を活用しながら、新しいチャレンジを楽しんでいきたいと思っています。次はどんなプロジェクトに取り組もうか、今から楽しみにしています 💪