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初回の1on1は何をする?まずは自己開示をしてみる。

 この記事はモバイルファクトリー Advent Calendar 2019 1日目です。

 ヒューマンリレーションズ部シニアエンジニアのid:kfly8です。普段は組織横断して人材開発などを行ったりしています。その中で、メンバーにとって初回の1on1はどうすると良いか聞かれることがあります。確かに、メンバーにとっても上司側にとっても初回の1on1は予想がしづらく、多かれ少なかれ緊張感があると思います。特にチームに入ったばかりの新人の場合、1on1をそもそも体験したことがなく、不安は大きいかもしれません。そんな時、どうするのか?ここではそんなことを書きたいと思います。

3行まとめ

  • 思っていることを話しやすい雰囲気作りが大切
  • そのために、まずは上司側が自己開示しよう
  • 自己開示には、趣味、失敗談など等身大の話をするのがいい

 直感的には当たり前かもしれないですが、もう少し掘り下げてみたいと思います。

初回の1on1の目的

 まず、何を目的とするかです。

 信頼関係が出来ていない相手に自分が何を考えているのか話すのは、億劫だと思います。メンバー側は下手なことを話して評価を下げられたくないなんて思うかもしれません。自分のことを話すのが苦手な人もいると思います。30分程度の1on1、たった1回で無理して解決する問題ではないです。出来るところから気軽に始めた方が長期的に続けやすいと思います。

 チームの目標や期待を伝えるのはどうでしょうか?仕事を進めるには必要なことです。もしメンバー側が疑問に思っているのであれば、認識を合わせた方が良いと思います。ただ、数字や具体的な行動は認識合わせしやすいと思いますが、背景にある意義や思いは、話し手がどんな人か分からないと、納得感が出にくいと思います。例えば、今この記事を読んでいる人で、この記事を書いている筆者が信用できるか考える人はいると思います。

 初回の1on1の目的のおすすめは、話しやすい雰囲気作りのために、まずは上司側がどんな人であるか知ってもらうこと、自己開示することです。部下側が自分の考えをオープンにするには、まず上司側の考えや思いをオープンにする。部下側だけに話してもらうのは悪いです。上司側がオープンでいることは部下への信頼の証だと思います。

 自己開示することは急がば回れな作戦です。理論的な背景として、メンバー成長のため、松尾睦教授のいう経験学習モデルを回すことを意識しています。周りとのつながりが、成長に影響を与えることがわかりやすいモデルです。

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初回の1on1ではこのサイクルの真ん中、思い、つながりが狙い目

初回の1on1でどんな自己開示をするか

 自己開示をすると言っても初回の1on1なので、話のとっかかりがあれば良いと思います。例えば、生まれはどこか、学生や社会人でどんなことをしてきてどんな思いで過ごしてたのか、休日どんな過ごし方をするのが好きかなどが良いと思います。

 注意する点は2つです。

 まず、ただ事実を伝えるだけでなく、どんなことを思ってるか話すのが良いです。例えば「大学は仙台でした」より「大学は仙台だったんだけど仙台は最高の街。ゴミゴミしてない整った都会でありつつ、魚がどこで買っても美味しい。はらこ飯が旨い」の方が、自分の語彙力が拙いですが、事実だけより人となりが見えやすいと思います。また1on1を継続した時、メンバーがどう思ったのか聴き、出来事に意味づけしていきます。どう思っているのか話しやすい雰囲気を出すためにもまず自分が言ってみるのが良いと思います。

 もう1つは、自己アピールにならないように気をつけたいです。例えば、上司が仕事の成果の話をすれば、意図せずとも、メンバーも同様に過去の成果を話すべきなのか考えてしまうと思います。仕事の成果を出す過程でどんなことに苦心して、どんな思いで仕事をしていたのか話す方が人となりはわかってもらえると思います。

最後に

 話をまとめると初回の1on1アジェンダはこんなイメージです。

1. 1on1の目的共有
   - あなたの成長のためにやる。それが会社の成長にもなる。と伝える
   - そのために、お互いのこと知っていた方が良い。と伝える
2. 上司側の自己紹介
   - 地元、学生時代、社会人時代、趣味など
3. 次回以降どうするか
   -  メンバーにも同じように自己紹介してもらいたい、ことを伝える
   - 次の予定はいつか。

 メンバーにどんな話を聞きたいかメンバーにリクエストしてみるのも良いと思います。

 話しやすい雰囲気作りのために、早い段階で上司がどんな人となりかわかるように自己開示してみよう!という話でした。