id:nesh です。 今回の記事では駅メモ!エンジニアで定期的に開催している社内勉強会「Denco Tech Night」について紹介したいです。
Denco Tech Night について
この勉強会は 2017 年から始めました。 社内勉強会が促進されている環境であるため、その社内勉強会の 1 つとして駅メモ!エンジニアチームによる勉強会です。
開催概要
参加者は駅メモ!エンジニアが参加必須です。 また、他チームのエンジニアも任意で参加できます。(現状は駅奪取チームのエンジニアも定期的に参加しています。)
発表する内容の絞りは特になく、業務で得た学びや個人的に勉強したこと、チームでの取り込みの共有などがあります。 駅メモ!チームの人数は多いため、この勉強会のタイミングで他の人が開発したツールや、業務上の Tips などが共有されたりします。
今まであった発表のタイトル例です。
- Web Component 触ってみた
- AstroNvim で Neovim をはじめました
- アクセシビリティと WAI-ARIA について
- Android プロジェクトのビルドを理解して速くする
- Perl5.36 の変更点
開催頻度は隔週で行っています。 開催を始めた時に参加するメンバーを決めて、一通り全員が発表し終わったタイミングを一区切りにして、次の開催頻度や時間帯を検討したりします。
開催目的
Denco Tech Night を開催する目的は次のとおりです。
- 「人前で説明する」練習
- ニーズの理解と解決の訓練
- 技術的知見の理解・共有
- ブランディング
それぞれの目的について補足します。
「人前で説明する」練習
社外勉強会に参加して発表するハードルを下げるために、社内でも発表できる機会を設けて、人前で説明することを慣れてもらう目的です。
ニーズの理解と解決の訓練
開催概要にも書いたように発表する内容の決まりはありません。 各々が発表する内容を検討するとき、今のチームにとってどういった発表の需要があるかを元に発表のネタを決めることもあります。 Denco Tech Night でそういった訓練をします。
技術的知見の理解・共有
言葉通りでチーム内の他の人との技術的知見の共有をしたり、発表を通してチーム内の理解度を同レベルに持っていくための場として使えます。
ブランディング
発表した内容によって、その人は何が得意かとかがわかります。 企業や会社のブランディングの意味に近いですが、勉強会を通じて、社内環境で自分自身のブランディングができます。
勉強会を継続するための工夫
2017 年から継続して Denco Tech Night が開催できたことに対して、どういった工夫があったかを言語化してみました。
発表準備の手間を減らす
Denco Tech Night の発表形式は自由です。ほとんどの人は Docbase *1 に記事を書いて、発表時はその記事を画面共有しながら発表しました。
業務時間内に勉強会の発表資料を作成できるように
発表資料作成には時間が必要です。発表資料を作成するハードルを下げるために、業務時間内で Denco Tech Night 資料を作っても良いことにしました。
本来の開発業務に状況次第ではリスケ可能
業務上で忙しいタイミング時に発表順が来たり、緊急のトラブル発生がしたりのように、さまざまな原因で発表が難しくなることもあるので、リスケはできます。 他の人と発表順を交換してみて、ダメなら発表をスキップする形でリスケされます。
まとめ
以上が駅メモ!エンジニアによる社内勉強会「Denco Tech Night」 の紹介でした。 また、勉強会を継続できるための工夫をまとめてみました。
*1:社内で標準利用している情報共有ツールです。