こんにちは。ブロックチェーンチームのソフトウェアエンジニアの id:odan3240 です。
モバファクには「シェアナレ!」という社内勉強会制度があります。この制度の時間を利用して隔週で「Crypto 勉強会」を開催しています。
「Crypto 勉強会」は前身の「Layer2 勉強会」を含めると2年以上継続的に開催されている勉強会です。この記事では「Crypto 勉強会」の発足の背景や実際に行われていることを紹介します。
「Crypto 勉強会」とはなにか
前身の「Layer2 勉強会」は2020年の1月頃に Ethereum の Layer2 技術のキャッチアップのために始まった勉強会です。この勉強会では隔週で Plasma や Rollup に関する文献のエクストリームリーディングや、モブプロなどを行っていました。
1年半近く継続して勉強会を開催していましたが、2021年10月頃になって業務で Polygon [^1] や Optimism などの Layer2 技術の検討が行われるようになりました。「Layer2 勉強会」では「第二領域」と呼ばれる「緊急ではないが重要な事の領域」にフォーカスすることを目的に始まったため、目的に合致しなくなってきました。
この背景があって「Layer2 勉強会」は発展的解消され、「Crypto 勉強会」の開催が昨年の10月より開始しました。
「Crypto 勉強会」では Ethereum 以外のブロックチェーンやアプリケーションレイヤーに関するトピックも扱うようになりました。
勉強会の進め方
「Layer2 勉強会」はエクストリームリーディングやモブプロが中心だったので、参加メンバーの一人でも欠けると勉強会自体がリスケになることが度々ありました。「Crypto 勉強会」ではその対策に
- まず最初に参加者で相談してその日のトピックを決める
- 45分間は各自そのトピックに対して調査やコードを書く
- 残り15分で調査した内容を共有
という流れにしました。
事前準備もなく、毎回トピックが変わるので前回と参加メンバーが異なっても開催が可能です。最悪参加メンバーの1人でも勉強会の開催が可能な仕組みです。
ここ最近の扱ったトピック
ここ最近では次のトピックを勉強会で扱いました。
- The Merge
- STEPN
- エルフマスターズ
- Solana
- Hokusai API
- RAYS Mining
終わりに
去年の10月から走り始めた「Crypto 勉強会」について紹介しました。 勉強会の参加にあたって事前準備も必要なく、メンバーが欠けても開催ができる仕組みにすることで、無理なく継続的に勉強会を開催できています。
具体的に扱った各トピックどういう議論が行われたか興味がある方は、ぜひともカジュアル面談でお話しましょう。
[^1]: 厳密には Layer2 ではない