この記事はモバイルファクトリー Advent Calendar 2020 5日目の記事です。
はじめに
新卒1年目のエンジニアをしているid:dorapon2000です。これまで1年で数冊のペースでしか本を読んできませんでしたが、入社してから8ヶ月経ち22+α冊の本を読むことができました。その際に、何を意識して読んでいたのか、モチベーションを継続させるためにした工夫などをお話しようと思います。ここでの本というのは小説ではなく主に技術書・実用書を指しています。
読んだ本
技術関係
- Perlベストプラクティス
- ドメイン駆動設計入門
- カイゼン・ジャーニー
- Effective Python第2版
- 達人に学ぶDB設計徹底指南書
- 達人に学ぶSQL徹底指南書第2版
- ソフトウェアテスト技法練習帳
- 最強のCSS設計 チーム開発を成功に導くケーススタディ
- アカマイ 知られざるインターネットの巨人
- 詳解HTTP/2
- WEB+DB PRESS Vol.119
- Software Design 2018年8月号
- 個人開発をはじめよう!クリエイター25人の実践エピソード
- Modern Perl 4th edition
- におうコードの問題集 ソフトウェア設計に立ち向かう編
- Web API: The Good Parts
- プロフェッショナルSSL/TLS
その他
完全に趣味の本や今も読んでいる本
- いくつか
きっかけ
こちらの記事に衝撃を受けました。記事を書かれたリリアンさんという方は短期間に大量のインプットをされています。いろいろされていましたが読書に絞ると1週間に2冊のペースで本を読まれていました。1年で数冊しか読まない自分にも真似できるだろうかと奮い立ったのが、本を読み始めるようになったきっかけです。ただ、やる気がでたのは、リリアンさんをこの記事以前から知っていて(一方的に)身近に感じていたからだと思います。全く知らない人の記事であれば世界は広いなぁで終わっていたでしょう。
そこから本を読む上で意識したことはこのモチベーションの維持でした。
モチベーション
やる気が出ても次の日の朝には雲散霧消するなんてことは日常茶飯事なので、読書を長く続けられる方法を模索する必要がありました。そのためにはまず今の自分の読書に対する姿勢から振り返りました。
- 読みたい本は常々ある
- しかし、読み始めるまでの腰が非常に重い
- 一旦読み始めるとさくさく最後までいく
- 読み終わると満足して次の1冊を読み始めない
- そしてタイトル以外ほぼ覚えていない。
- 読んだ本を再読するモチベーションがない
本を暗記するのは無理ですが、こんなことが本に載っているから、詳しく知りたいときはこの本を見返せばいい、という状況のために本を読みたかったです。その上で、タイトル以外覚えていないことが多々あるのは改善すべきだと思っていました。
どうしたら忘れずにいられるか
いくつか仮定を置きました。
- 一瞬で読み終えるより時間を掛けるほど記憶に定着しやすい
- 時間をあけて復習することで記憶に定着しやすい
- アウトプットすることで記憶に定着しやすい
それらしいことを並べていますが、どこかで見聞きしたような知識だったりカンです。この仮定を頼りに自分がやるべきことを考えました。
実践したこと
ここまでのことを踏まえて私が実践したことを紹介します。
- 並行して読む
- 連続して同じジャンルの本を読まない
- 覚えたいと思ったことの写経をやめる
- 読み終えたら感想を書く
- 業務で活かす・妄想する
並行して読む
1冊読んでいる状態で次の本を読み始めるのに、自分はあまり労力がかからないことに気づきました。そのため、並列して本を読み、1冊読み終えてもまだ他の本を読んでいる状態にして、さらに別の本を読み始める。このローテーションで本を読むというモチベーションの線を切らずに済みます。また、1冊に掛ける期間も長くなるため、覚えやすくなると思っています。実際には4冊ほどを並行して、日替わりで読んだり、1日数十ページ×3冊ずつ読んだりしています。
連続して同じジャンルの本を読まない
同じジャンルの本は内容が一部被っているため復習に使えます。連続して短期間で読むよりも、間を開けて復習を兼ねて読むほうが覚えられると思いました。いろいろなジャンルの本に手を出すきっかけにもなります。
これは並列して読む際にも意識しています。例えば、DBとテストと行動経済学というふうに他ジャンルを並列して読みました。
覚えたいと思ったことの写経をやめる
今まで、読んで気になったところ(数ページに1箇所くらい)をメモに写経して、あとから見返して本の内容を思い出すことに使っていました。本当は要約がいいのですが、時間と労力がいるため、途中で挫折するなんてことが多々あります。問題は写経にも時間がかかってしまう点です。そこで、マーカーを引くようにしました。本をパラパラめくってマーカーの部分を拾うだけでも写経の目的が達成できます。とても簡単に。
実を言うと本をきれいに保ちたかったためマーカーを引くことを非常に渋っていました。ただ、もし新しい状態にしたかったらもう1冊買えばいいかという気持ちでマーカーを引くことにしました。この気持ちがちょっとした出費で解決できるなら安い買い物です(気持ちだけで実際にもう1冊買ったことはないです)。最近は電子書籍を購入するようになりました。一番の理由はマーカーを引くことに引け目を感じず、精神衛生上よいからです(笑)。マーカーを引けない電子書籍はいまだどちらで買えばいいか悩みますね。
読み終えたら感想を書く
アウトプットすると覚えやすいと仮定したため、読み終えたらすぐ感想を書きました。人に見せるものでもないため、乱雑に思ったことと要約を500字程度で箇条書しています。ただ、定期的にブログや読書メーターというサービスで人目に晒すことにしています。一目に晒すにはメモとマーカーを見ながら推敲する必要があり、その際に本の復習になります。
最近読んだ本の感想 - dorapon2000’s diary
最近読んだ本の感想2 - dorapon2000’s diary
業務で活かす・妄想する
エンジニア業務は学んだ知識が活きるとてもよい機会です。しかし、知識をそのまま活用できるかはわかりませんし、活かすことがベストなのかは別問題なため、できるところから始めます。活かせない場合でも、このコードにはこういう考え方があってこういう形になったのだろうと妄想することで、知識から血肉骨にできます。
まとめ
ここにあげたことは今でも実践して、私の読書のモチベーションを維持してくれています。あのリリアンさんの記事を読んだときの自分からは想像もつかなかったことでしょう。これからも自分を見つめ直して、自分にあった読書のノウハウを蓄積していきたいと思います。
明日の記事は id:Nanamachi さんです!